先日、上野の東京都美術館で開催されている『モネ展』に行ってきました。
モネ展
印象派を代表するフランスの画家であるクロード・モネ。
今回のモネ展では、21年ぶりの来日となる『印象、日の出』やモネの代名詞『睡蓮』の連作なども鑑賞することができます。普段はフランスのマルモッタン・モネ美術館にある150作品のうち、約90点も飾ってあります。
作品数が多いので、モネの世界を時間をかけてたっぷりと楽しむことができました。
『印象、日の出』の美しさ
どの作品も素晴らしいですが、特に印象派という言葉の由来となった『印象、日の出』はとても美しく、何度も観てしまいました。
連作の『睡蓮』も作品によって蓮の花の咲き具合や、描いている時間などが異なり、色々な光の表情を見せてくれます。
絵は油彩なので塗料の凸凹があり、モネが描いたという筆跡を直接感じることができ、これがクロード・モネが生きていた証なんだなと鳥肌が立ちました。
青年時代のモネから、死ぬ寸前までのモネと全ての時代のモネの作品を観れるので、作風の変化を楽しむこともできました。
そもそも印象派とは
特に知らなくても楽しめますが、印象派の意味を知っておくとより一層楽しめると思いますので、簡単に印象派を紹介します。
1870年代から始まった印象派は、絵の具が進歩し、外で絵を描くことが可能になったことで、外の光を捉えようとして始まりました。印象派という言葉から風景の心証を捉えた絵画のように思われがちですが、印象派は写実主義(現実をありのままに捉えようとすること)にあたります。
印象派の目標というのは自然の光を忠実に絵に落とし込むことです。
印象派と呼ばれるきっかけとなった『印象、日の出』はいわばこの目標を達成するべく朝方昇る朝日を1枚の絵におさめたものということになります。
さらに美術館の計算された照明が合わさると、これらの絵が光を捉えている様子がより一層わかります。
この日の出は本当の朝日のように光を捉えていました。
モネ以外の有名な印象派の画家としては、セザンヌ、ルノワール、ピサロなんかがいます。
美術館で本物を見る
僕の年代だと普段、美術館に行く習慣のある人は少ないと思いますが、このモネ展はぜひ行ってみて欲しいです。
写真や画像では光の感覚や筆跡を感じることはできませんし、今回のモネの作品は普段であればフランスの美術館に展示されているもの。
これが東京に運ばれてきており、せっかく鑑賞する機会があるというのに、観ない手はないと思います。
美術館は、特に絵や美術のことを知らなくても大丈夫です。
僕も行き始めた時も、正直今でもほとんど知らないですが、とても楽しいです。
静寂で涼しい空間で、絵を観ながら色んなことを考えることもできますし、美術を愉しむ自分に酔いしれることも美術館の大事な存在価値だと思います。
一種の非日常空間を気軽に楽しめる美術館、是非試してみて欲しいです。
上野はデートに最適
しかし上野はとてもデート向けな場所ですね。
動物園もありますし、公園が広いのでシートを引いてのんびりしてるカップルも多かったです。
アメ横のガード下はとても楽しい雰囲気でお酒を飲めますし、吞ん兵衛の聖地として有名な「大統領」なんかもあります。
満席だったのでやむなく向かいにある店で飲みましたが、屋外の席でビールを飲んで、とても気持ちよかったです。
上野はお金もかからずに、とてもゆっくりとした時間が過ごせるので非常に気に入っています。
秋晴れの気持ち良い季節、皆さん上野に足を運んでのんびり過ごしましょう。
【お知らせ】
ブログを引っ越しました。
今後はこちらを更新していきますのでよろしくお願いします。
コメント
コメント一覧 (2)
生きた情報で読んでてとても楽しいです。
これからもよろしくお願いします!
生きた情報というとても嬉しい表現をして頂きありがとうございます。
ブログには書けないような生々しい生きた情報もあるのですが、折りを見て発信していければと思います。(笑)
お時間ある時にまた是非ご閲覧ください。