先日、久々に街コンに参加してみた。
20代限定の街コンで、合計40名ほどと少人数ではあったが、どの女性も人柄が良く、店内は若い男女の笑顔で溢れていて、とても楽しかった。
10人ほど連絡先を交換をしたのだが、それでも一組一組とかなりゆっくり話をすることができた。
200対200といったメガ街コンの規模だと、フルーツバスケットのように、せわしなく次から次へと席を移動しなければならないが、店舗も2店舗しかなかったため、移動時間も全くと言っていいほどなかった。
人が少ない為正式な2次会は開かれないということで、楽しい時間を過ごした僕らは、最後のペアの女の子達を誘って、2次会へとでかけていった。
その2人の一方は神奈川出身、もう一方は岩手出身の方で、僕は岩手娘の素敵な笑顔に好感を持ち、二次会では隣の席を確保した。
東北魂なのか、岩手娘はお酒を良く飲んだ。
街コンでも、ドリンクと交換する為に配られる6枚のチケット分のお酒を飲んでいたが、そこのお店でも、ビール、獺祭、スパークリング清酒、ビール、獺祭とテンポ良くグラスを空にしていった。
獺祭の美味しさに気づいた彼女は僕よりも早いペースで飲み、とても楽しそうに酔っぱらっていた。
僕はこの瞬間に今日の勝利を確信し、トイレに抜けたタイミングで、友人達のグループLINEにそっと勝利の報告をした。
そうして3時間ほど楽しく飲んだ後、皆で駅に向かった。
4人とも良い感じに酔っぱらっており、2人ずつ距離を置いて歩いていたので、僕はバスケ部時代に身につけたチェンジオブペースを使い、信号を利用することで、とうとう岩手娘と二人になれた。
秋風に気持ち良さそうにしている岩手娘を誘導し、僕らはとある1件の飲み屋で3次会をスタートさせた。
その2人の一方は神奈川出身、もう一方は岩手出身の方で、僕は岩手娘の素敵な笑顔に好感を持ち、二次会では隣の席を確保した。
東北魂なのか、岩手娘はお酒を良く飲んだ。
街コンでも、ドリンクと交換する為に配られる6枚のチケット分のお酒を飲んでいたが、そこのお店でも、ビール、獺祭、スパークリング清酒、ビール、獺祭とテンポ良くグラスを空にしていった。
獺祭の美味しさに気づいた彼女は僕よりも早いペースで飲み、とても楽しそうに酔っぱらっていた。
僕はこの瞬間に今日の勝利を確信し、トイレに抜けたタイミングで、友人達のグループLINEにそっと勝利の報告をした。
そうして3時間ほど楽しく飲んだ後、皆で駅に向かった。
4人とも良い感じに酔っぱらっており、2人ずつ距離を置いて歩いていたので、僕はバスケ部時代に身につけたチェンジオブペースを使い、信号を利用することで、とうとう岩手娘と二人になれた。
秋風に気持ち良さそうにしている岩手娘を誘導し、僕らはとある1件の飲み屋で3次会をスタートさせた。
「私の手、クリームパンみたいって言われるの。」
そう言って、手をつないで欲しそうに、カウンター席でビールを飲みながら、彼女は手を差し出してきた。
アパレルの販売をしている彼女は幸いなことに翌日は遅番だそうで、今日は帰らなくてもいいかな、どこかそんな雰囲気を醸し出していた。
アパレルの販売をしている彼女は幸いなことに翌日は遅番だそうで、今日は帰らなくてもいいかな、どこかそんな雰囲気を醸し出していた。
「酔っ払っちゃったー。」
体をくねくねさせそう言いながら、彼女は終電の時間を調べはじめたが、同時に、始発の時間を調べていたことを僕は見逃さなかった。
手をつなぎながら、僕らは色んな話をした。
仕事の話、恋愛の話、好きな服の話。
「最後に付き合ったのは中学の時で男性には慣れていないの」
そう言いながらも、楽しそうに色々話してくれる彼女の姿に、僕の心がどんどん惹かれてく様子が、手に取るようにわかった。
純粋にこの子を幸せにしたいという気持ちと、純粋に愛の蜜壺をプーさんのように舐め回したい、そんな相反する想いが僕の中でひしめき合っていた。
しかし、純粋に今夜はこの子を幸せにしよう、そう決心して僕はクロージングをかけていった。
そうすると、まるで僕を試すかのように、彼女は様々なテストを出してきた。
「他にもっと良い子いたんでしょう?」
「そうやってみんなに同じことしてるんでしょ?」
言葉とは裏腹に彼女は嬉しそうに僕に色んな質問をぶつけてきた。
彼女が喜ぶ言葉を次々に並べてあげると、どんどん幸せそうな顔をする彼女がそこにはいた。
僕の返答に満足しきった彼女は、最後にこう言ってきた。
「LINE見せて。」
まるで最終テストかのように、言葉だけではなく、実証を掴みにきたのだ。
幸いに街コンで会った子たちにLINEを送っていない状態だったことに加えて、幸か不幸か、最近女の子との絡みが一切ない僕は、早稲田実業の清宮がバッターボックスに入るとき以上に自信満々の態度で、彼女に携帯を渡した。
上のLINEの部屋から彼女は次々に覗いていく。
「◯◯です。よろしくね。」
「◯◯です。よろしくお願いします。」
当たり障りない自己紹介のメッセージが並ぶ画面を、彼女は嬉しそうに確認していった。
心なしか彼女の手をつなぐ力が強くなっていくのがわかる。
彼女は「ふ〜ん」と冷静に画面を眺めるフリをしていたが、目の前に現れた東京のシティーボーイが紳士であったことに安堵し、彼女は今日一番の笑顔を見せていた。
「ほらね。」
僕がそう言った時、彼女は最後に僕の友人のグループLINEを閲覧した。
「岩手娘にぺろんちょ!」
「俺のモッコリのマッコリ飲む!?」
初めて見る文字列に動揺したのか、彼女の顔はみるみる青ざめていった。
「ぺろんちょは、一番好きな人ができた時に使う言葉で、モッコリはビールとマッコリのカクテルのことだよ!ドヤ」
必至に弁解したところで、一度失った信用は簡単には取り戻せない。
フォルクスワーゲン社の株価が暴落していくかのように、今まで持っていた僕に対する好感度は無くなっていった。
信用を得るには時間がかかるのに、信用を失うのは瞬時だ
野村監督の名言の真意を理解し、そんな世の中の真理を学ぶことができたことに感謝しながら、気付けば、僕の頬を塩からい水がつたっていったのがわかった。
この男女2人の結末がどうなったかは言うまでもない。
〜完〜
【お知らせ】
ブログを引っ越しました。
今後はこちらを更新していきますのでよろしくお願いします。
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