映画『キングスマン』、文句無しの完成度でした

圧巻の面白さで、今年のNo.1映画に座していた「チャッピー」を超えてきました。



キングスマン


『英国王のスピーチ』などのオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取って放つ痛快スパイアクション。世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ機関所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。


キックアスも相当面白い映画ですが、キングスマンはそれを遥かに凌駕する面白さです。


ネタバレ無しで、映画をさらに楽しめるように個人的な見所を3つあげてみます。



1. 英国紳士の振る舞い

紳士服店"キングスマン"は、紳士服街として有名なサヴィル・ロウという場所にあります。
サヴィル・ロウは、18世紀から紳士の背広を作り続けて200年、ロンドンのメイフィア地区にあるジェームズボンドでもおなじみの紳士服街。


そんな伝統のスーツを作り続けた街にとけ込む為に、監督はスーツ姿に徹底的に拘ったそうです。

スーツ姿 

仕立ての良いスーツをさっそうと着こなしている姿には終始惚れ惚れします。


肩の張ったショルダーに、絞り込まれたウエストラインのブリティッシュスーツは本当にかっこ良いです。

キングスマンスーツ


着こなし自体もそうですが、歩き方や話し方、ギネスの飲み方に至るまで、英国紳士としての振る舞いが各所に散りばめられています。

英国紳士を目指す僕には最高の教材でした。

この映画を観たあとには、あなたもオーダースーツを作りたくなることは間違い無しです。




2.面白ガジェット満載

007をはじめとしたスパイ映画に欠かせないものは、やはり秘密道具。
靴、傘、時計など、英国紳士として完璧に着飾ったアイテムに仕込まれたガジェット達は見物です。

直接見て欲しいのであまり書きませんが、CMにも出る、マシンガンや防弾シールドにもなる雨傘などのいかにも007風のアナログ感覚のガジェットがとても楽しいです。


ガジェット

紳士としてスーツ姿でビニール傘はもう使えなくなりました。

紳士傘、手に入れます。



3.中年ハリーの目を見張るアクション

そしてキックアス同様のキレッキレのアクションシーンには、やはり目を見張るものがあります。 


主演のコリンファースは今年55歳になりましたが、55歳で激しいアクションシーンをこなせるかどうかが監督の最大の不安だったそう。

「英国王のスピーチ」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したコリンファースは俳優として確固たる地位を手にしましたが、そんな難しいアクションにも挑戦しました。

ハリー役を演じる為に、1日3時間、6ヶ月間もの間トレーニングを積んだそうです。


スーツ姿

厳しいトレーニングによるアクロバティックなアクションに合わせて、キックアスを超えるカメラワークによる痛快なアクションシーンには興奮を隠せません。

監督のマシューボーンは音楽の使い方も非常に上手で、痛快なスパイアクション映画が完成しています。




ヤバ過ぎる映画でした!

キックアス同様かなりぶっとんだ映画なので、合わない人には合わない映画ですが、僕には最高でした。
スケールの大きさも桁違いになっています。

キックアスの様に人がたくさん死ぬ映画なので、女性には向かないかと思ってましたが、映画館にいた方の半数は女性でした。

しかも見終わった後、カップルの女性側がこう言ってました。

「やばい、超おもしろかった。もう1回観たいんだけど!」

彼女が飛び抜けて奇抜な女性という可能性もありますが、カップルで観ても大丈夫なようです。


紳士の格をあげる為の雑誌、GQでも取り上げられていましたし、2015年の映画界は「キングスマン」が席巻していくことでしょう。




本作の監督マシュー・ボーンは、早くも続編の構想に着手しており、そちらでは日本を舞台としたシーンを用意しているそうです。

またこのヤバ過ぎる感覚を味わえることが、今からとても楽しみです。


「キングスマン」は、映画館の迫力の大画面と音楽の中で是非観て欲しい映画です。

全力でおすすめします。


 
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